感想ではなく、事実を数値化して比較する
最近では、転職をうたうエージェントのテレビCMが非常に多くなった印象です。
パッと思いつく限り、3社くらい思い当たります。
ですが、転職しようと思っている方、ちょっと待ってみてもらえませんか?
労働環境が悪くサービス残業が月に30時間以上あるとか、見込み残業と銘打って残業代が支払われないなど、労働環境が労働基準法に抵触するような劣悪な場合は、今すぐ転職しましょう。
ただ、上司がうるさくて、とか、残業が多くてとか、ハラスメントがあってなど抽象的な感想レベルであれば、いったん立ち止まってみてください。
多い、うるさいなど、抽象的な数字化されていないものに関しては、まず、数値化してみてください。
・残業が多いとは実際に月に何時間くらいなのか
・うるさいとは具体的にどういったことを言われているのか
・ハラスメントとは、具体的にどういったことを対象にハラスメントとして認識しているのか
そのうえで、一般的な基準と比較してみてください。
ひょっとすると、うるさいと思っていた内容が、単純にその人に苦手意識があるだけで、内容を精査してみると、非常にいいことを言っていたりする可能性もあるかもしれないです。
そのうえで
転職はするなということではないですが、安易に今の環境が嫌だからとか、お金が増えるからとか、技術や経験が得られるからということで、転職を考えるのはいったんやめた方がよいかと思います。
なぜなら、転職をうたう会社は転職させることで利益を得るので、転職することで環境が悪化する可能性が少なからずあるかもしれないためです。
まずは、上司や先輩などに相談し、現状の課題を明確にし、解決するための糸口や、解決策をうってもらいましょう。
そういった相談に乗ってもらえないということであれば、それはいまいちなので転職するのもよいかもしれないです。
会社としては人材を安く手に入れたい
転職の斡旋会社は、会社に人を紹介して紹介料を得たい
会社としては、紹介料を回収したいから、人材の給料から差し引くということもあるかもしれないですね。
ま、実際にそんなことはないでしょうが。
自分のこと見えているか
後輩で、フルリモートで遠隔地から日々の業務をしているメンバがいますが、その後輩が離職するとのことでした。
理由を聞くと、フルリモートでコミュニケーションが取りづらく、やはり出社してコミュニケーションをとりたいからとのこと。
ただ、あなた、以前出社していた時も一人で黙々と作業していて、誰ともコミュニケーションとってなかったですよね。
しまいには、ランチに一緒に行っても携帯をずっと触っていて、会話しようとしていなかったですよね。
なので、他人から見えている行動と、自身が語る理由は全くかみ合っていないです。
私に気を使って、適当に理由を言っているのかもしれないですが、客観的に聞くと、自身がん?ってなっていないかという点を気を付け、客観的に自身を見てみることもした方がよいかと思います。
石の上にも3年
ちょっと、昭和気質な考えかもしれないですが、3年程度その会社にとどまって、会社がどういった方針で運営されているのか、自身にはどういった期待があるのか、いやなところを超えるいい点はないのかなど見てみませんか。
私も過去にITの会社を2度転職をしました。
1度目の会社は正直簡単に言うとひどい会社でした。
抽象的なので、具体的に何がひどかったのかというと、
・ボーナスが半年に1回、5,000円
・月に1回、社長同士の懇談会に参加
参加費として給料から引かれる
参加しないと給料から罰金が引かれる
・月に1回、土曜日に社員研修として勉強会がある
賃金は発生せず、発表者は3,000円の報酬
参加しないと給料から罰金が引かれる
・単純に月の給与が周辺の会社の同年代と比較すると低い
などです。
それを超える良かった点としては、ほぼないですが、社長同士の会でいろんな人の話を聞いたり、大人の社交の場というところを経験できたのはよい経験だったかもしれないです。
また、SESの事業だったので、いろいろな業務を経験できたという点や、若くして部下がいて指導する経験が持てたという点もよかった点かもしれないです。
今いる会社も、100%いい会社というわけではなく、文句や不満、いらつくことや多少納得のいかないこと、意味不明な上司がいたりということはもちろんありますが、それ以上にいい点が上回っています。
・福利厚生がしっかりしていて、会社のイベントは自費が0円
・給料が年齢+5万もらえていて、
・ボーナスが半年に1回2.5か月分と期末ボーナスがある
・自身に賛同してくれる仲間がいる
・素直に成長を喜べる部下が複数人いる
なので、いったん、何に不満があり、何かいいところはないのかなど書き出してみてみてはどうでしょうか。
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